AM7:00
「ほら、起きなさい!」
勢いよく開けられたカーテンのせいで、一気に降り注ぐ朝の陽ざし。眩しさに目をぎゅっと瞑って布団の中に潜り込もうとすると無理やり布団は引きはがされた。大抵、朝起こしに来るのはさゆ姉なのだけれども起こし方が少々荒っぽいので実はあまり好きではない。りお兄はなんだか生理的に無理(所謂JCとかいうものだからね)、しづ兄は耳元でぎゃんぎゃんうるさいから嫌。一番優しいから素直に起きる気にさせてくれる江姉は、残念なことに朝食の準備で忙しいから滅多に来てくれない。
AM7:40
渋々起きだして階下に降りるともうみんないて、しづ兄に遅いって怒られた。これは毎朝のことでこの人は早くご飯食べたいだけだからスルー。新聞を広げるさゆ姉とぱたぱた走り回っている江姉がぶっちゃけお父さんとお母さんっぽいって思うけども、それを言うとりお兄が面倒なので一度も口に出そうと思ったことはない。江姉に対して注がれるりお兄の愛情はもはや病気レベルでしかない、今も江姉の手伝いをしながらひどく緩みきった表情を隠そうともしないし傍から見ると大変気味が悪い。
AM7:50
洗面所を占領して身支度してるとしづ兄がまた小うるさく喚きだす。本当に朝っぱらから元気だよね。毎朝のことなんだからいい加減諦めればいいのにって言ったら江姉はバカだから仕方ないんだよって言ってた。そういえば江姉が高校生の頃なんかは、三人で大騒ぎしてたんだっけ。大学生になってからは余裕があるからって片付けまでしてから支度を始めるようになったから、騒動に加わることは無くなったんだよね。あと、りお兄が行ってきますのちゅー!とか言って、そのあとになんか鈍い音が聞こえることもなくなったからこの時間帯に関してはずいぶんと平和になったと思う。早起きのさゆ姉は粗方支度は済んでるからご飯の後はさっさと歯だけ磨いて出てくからもういない。
ここまでで力尽きました。
沙雪♀(社会人)
リオン (社会人)
江夜♀(大学生)
紫月(高校生)
アリア(中学生)
お仕事はよく決めてません^p^親…?知らないなあ…